ストレプトカルプス属は、アフリカ、マダガスカル、
アジアに132種が分布し、一年草、多年草あるいは低木である。
茎は直立するかほふくする。葉は対生、輪生または根出するが、
子葉の1個が大きく発達した葉をつけるものもある。
花は腋生の集散花序をなし、1~2個または多数つく。
萼は5深裂し、花冠は管状または漏斗状で5裂し、
裂片は円形になるがときにふぞろいとなる。
本属は、ストレプトカルプス亜属と
ストレプトカルペラ亜属の2亜属に分けられる。
ストレプトカルプス亜属は、茎は発達しない。
葉は根出し、1または2個あるいは数個が出る。
この亜属の植物はエチオピア南部から
南アフリカもケープまで分布し、さらに大陸を横切って
アフリカ西南部のアンゴラまでの地域におよんでいる。
ストレプトカルペラ亜属は、
アンゴラから東に進みマダガスカルまで分布し、
さらに少数のものが東南アジアにも見られる。
発達した茎をもち、葉は対生または輪生し、
花柄は茎の葉腋から出る。