本種は、園芸品種であり、親種はメキシコ原産の耐寒性常緑多年草である。
　やや直立性で、高さ40～60㎝になり、葉は長楕円形で紫紅色である。
　花色は濃紫色で、和名ではムラサキゴテン(紫御殿）とよばれ、 「パープル・ハート」で流通している。
　陽光と乾燥を好み、耐寒性があるので、 関東以西では露地でも越冬するので花壇植えにも利用される。

　セトクレアセア属は、メキシコからテキサス南部にかけて約６種が分布する。 ほふく性、登はん性または直立性の多肉質の多年草で、肥厚した根をもつ。
　花は頂生あるいは葉腋にもつき、２個の大きな葉状苞に抱かれた集散花序をなす。 花弁と萼片はともに３個あり、花弁の基部は爪状となる。雄しべは６個ある。
[ 引用 ： 園芸植物大事典 （ 塚本洋太郎総監修：小学館発行 ）]

１枚目画像撮影日：2003.10.05
２枚目画像撮影日：2005.09.11
３枚目画像撮影日：2003.10.25