センニチコウは、旧世界の熱帯原産の一年草である。
高さ50㎝で全株に粗毛がある。葉は対生し、
長さ5~10㎝で短柄がある。
茎は長く、茎頂に頭状の花序を1~2個つける。
開花時期は、7~10月である。
1714年にヨーロッパに導入された。
園芸種は、高性のもの(草丈50~60㎝)に紫紅、
肉桃、淡桃、白などの花色があり、矮性のもの(草丈約30㎝)
に紫紅、白の花色があり、とくに園芸品種名はない。
センニチコウ属は、熱帯各地に100種以上が知られ、
大部分は熱帯アメリカに原産する。
乾燥花として利用する一年草または多年草で、
葉は互生し、花は両性で頭状につき、くし状の総苞に包まれる。
苞は乾質で、紫紅色、白色、橙黄色などになり観賞価値がある。
花弁は5裂し、基部は有毛で、雄しべは5個で花糸は筒状に融合する。