NIO の散歩道 365 植物図鑑風写真集
和名ヤノネボンテンカ(矢の根梵天花)
園芸(流通)名ミニフヨウ(ミニ芙蓉)
別名タカサゴフヨウ(高砂芙蓉)
科アオイ
属(和名属)パボニア(ヤノネボンテンカ)
学名Pavonia hastata
ラテン語読みパボニア・ハスタタ
英名Pink pavonia
原産・分布地南アメリカ原産
園芸上分類常緑低木


 タカザゴフヨウは、南アメリカ原産の常緑低木である。 高さ50~70㎝で、よく分枝する。
 葉はほこ形で長さ3~6㎝で、縁は鋸歯状となり、 葉面は緑色だがやや灰色を帯びる。
 花は細い花柄上に単生し、径5~6㎝桃色で、 中心部は暗色である。 開花時期は、7~10月である。
 半耐寒性であるが、暖地では戸外で越冬する。

 タカサゴフヨウは、花はフヨウに似ているが、花が小さいため、 最近は、ミニフヨウの名で流通しているようである。

 和名の「矢の根」は、葉の形が「鏃(やじり)」に似ており、 「鏃=矢の根」からきている。
 また、「梵天花」とは「インドの花」という意味 (梵天はインドの神)があるが、同じアオイ科(別属) に日本自生(四国~南西諸島の暖地)の草本性の常緑低木で 「ボンテンカ(梵天花) Urena lobata var. sinuata」 という花があり、「矢の根梵天花」の名は、この梵天花にも似て 「やじりのような葉を持つ梵天花」という意味もあるようであるが、 どちらが正しいかは定かでない。

 ヤノネボンテンカ属は、草本または低木で、 ふつう温室で栽培する。
 中央・南アメリカに多く分布し、約100種からなるが、 園芸上は5~6種が利用される。
 葉は互生し、有毛まれに無毛でしばしば掌状に浅裂する。
 花は腋生で、単生するか、散房状から円錐状に多数つく。
 萼は5裂し、副萼片は5~多数である。
 雄しべは合生して雄ずい筒をなし、葯は先端付近に集まる。
 花柱は雄ずい筒から突出し、先は10分岐、 すなわち分果の2倍数に分岐し、柱頭は頭状である。
[ 引用 : 園芸植物大事典 ( 塚本洋太郎総監修:小学館発行 ) ]

 本属の仲間は、   インテルメディア  を掲載している。


1枚目画像撮影日:2005.06.26
2枚目画像撮影日:2005.06.18
3枚目画像撮影日:2006.07.08

2015.05.24 First making day [4t/41ta/201200]
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