タコノキ(蛸の木)
オガサワラタコノキ(小笠原蛸の木)
タコノキ
パンダヌス(タコノキ)
Pandanus boninensis
パンダヌス・ボニネンシス
Screw pine
小笠原諸島に分布
常緑小高木
オガサワラタコノキ(小笠原蛸の木)
タコノキ
パンダヌス(タコノキ)
Pandanus boninensis
パンダヌス・ボニネンシス
Screw pine
小笠原諸島に分布
常緑小高木
タコノキは、小笠原諸島に分布する常緑小高木である。
小笠原の特産であるため、別名がオガサワラタコノキ
(小笠原蛸の木)である。高さ6~10mとなり、分岐して気根を出す。
葉は固く長さ120㎝で幅5~10㎝あって頂部に叢生
(そうせい:草木などが群がり生えること。)し、葉縁に歯をもつ。
雄花は黄色で小さく、多数集まって総状花序をなす。
総状花序は花叢を形成する。
雌花は密集して球状をなし、花序ごとに苞がつく。
果実は100個ほどの小さい石果からなる集合果で、
垂れ下がり最初緑色で後に黄赤色となり、
完熟するとばらばらになって落ちる。
タコノキ属は、高木または低木で旧世界の熱帯に140種が分布し、
多くがタコ足状に気根を出す。
葉は線状で長く、らせん状に配列する。
葉縁と裏面の中肋には刺または葉がある。
雌雄異株で、雄花序は分岐し、雌花は頭状につき、
いずれも花被を欠く。果実は集合石果で種子は各室に1個づつある。
本属の植物は海岸に自生することが多いため、
古く大航海時代から目にとまり、
その葉序がらせん状に配列することから
スクリューパインとよばれて親しまれた。
葉を屋根にふき、かご、敷物、
手芸品として飾り物などに加工される有用植物としても知られている。
[ 引用 : 園芸植物大事典
( 塚本洋太郎総監修:小学館発行 )、
花の名前( 植村猶行監修:NHK出版 )]
本属の仲間は、マダガスカル原産の
ビヨウタコノキ を掲載している。