トレニアは、インドシナ原産の一年草で、
高さ20~30㎝になる。葉は卵形で先がとがる。
花は径3㎝内外である。花色は濃青紫色、
淡青紫色および白色の3色が基本であるが、
最近はピンク系の園芸品種も見られる。
さらに草状がとくに矮化したものや、
花形が大きくなった園芸品種もある。
ツルウリグサ属は、一年草または多年草で、約30種からなり、
熱帯アジアからアフリカにかけて分布している。
日本には、畑の縁などに生える多年草のゲンジバナ
(別名:コバナツルウリクサ)、
奄美大島や琉球諸島のツルウリクサがある。
本属は、茎は4稜形でよく分枝し、
ほふくするか直立する。葉は単葉で、対生する。
花は葉腋に単生するか、頂生のまばらな総状花序につく。
萼は筒状で2唇形に5裂し、5稜または翼をつける。
花冠も筒状で5裂し、先は2唇形になり、
2裂した上唇は直立する。雄しべは4個で、
下側の2個は長い。