ナガイモ(長薯)
ヤマイモ(山薯)
ヤマノイモ
ディオスコレア(ヤマノイモ)
Dioscorea batatas
ディオスコレア・バタタス
Chinese potato ,
Chinese yam , Cinnamon vine
中国原産
多年草
ヤマイモ(山薯)
ヤマノイモ
ディオスコレア(ヤマノイモ)
Dioscorea batatas
ディオスコレア・バタタス
Chinese potato ,
Chinese yam , Cinnamon vine
中国原産
多年草
ナガイモは、ヤマノイモ属の1種で、
地下に形成される芋を食用として利用する。
ナガイモは、中国原産の多年草で、
中国では紀元前3世紀のころから栽培されていた。
その後、台湾、朝鮮半島、日本へと伝えられた。
日本でふつうヤマイモというと本種のことをさしている。
本種の渡来の時期は明らかではないが、おそらく1600年
後半には野生のヤマイモが利用されていたと考えられる。
そして、17世紀には、各地でナガイモが栽培され、
地域独特の品種分化が進んだ。
ナガイモにはイモの形状で、ながいも群(長形種)、
いちょういも群(扁形種)、つくねいも群(塊形種)
の3群に大別される。
二枚目(右)は、むかごであり、腋芽の変形したものである。
ヤマノイモ属は、全世界に約600種が知られ、
その大部分が熱帯および亜熱帯に分布し、
ごく一部が温帯に分布している。
本属の植物、あるいは地下に形成されるいもは、
ヤム( yam )
またはヤムイモと称されるが、栽培して食用に供されるのは
約60種で、広義のヤマイモ類といえばこれらをさす。
日本で食用に栽培されているヤマイモ類は、ナガイモが主であるが、
ダイシュも暖地の一部でわずかではあるが栽培され、
また、日本各地に自生するヤマノイモ(ジネンジョ)も、
近年、各地でパイプを用いての栽培が試みられるようになってきた。
[ 引用 : 園芸植物大事典
( 塚本洋太郎総監修:小学館発行 ) ]