NIO の散歩道 365 植物図鑑風写真集
和名ナンキンハゼ(南京黄櫨)
園芸(流通)名
別名
科トウダイグサ(トウダイグサ亜科)
属(和名属)サピウム(シラキ)
学名Sapium sebiferum
ラテン語読みサピウム・セビフェルム
英名Vegetable-tallow , Chinese tallow tree
原産・分布地中国中・南部原産
園芸上分類落葉高木


 ナンキンハゼは、中国中・南部原産の落葉高木である。
 葉はひし状広卵形で鋭尖頭である。
 花は長さ10㎝くらいの総状花序につき、花序の基部に 0~3個の雌花が、上部に多数の雄花がつく。
 果実は秋に熟し、やや扁平な球形で種子は3個で、表面は白いろう物質におおわれる。 種子の油は有毒であるが、中国ではろうそくやせっけんの材料に用いる。

 2枚目(左)は、雄花群である。細部まではわかりにくいが、花弁が無いことはよくわかる。

 シラキ属は、熱帯、亜熱帯に100種以上が分布する。
 落葉または常緑の低木または高木で、葉は互生する。
 花は雌雄同株で、頂生の総状または円錐花序につく。
 雌花は花序の下部につき、それより上に雄花群が多数つく。
 雄花群は苞腋に出て、各雄花に3個の雄しべがある。
 雌・雄花とも萼は3浅~深裂し、花弁はない。
 果実は硬質または肉質の蒴果である。
[ 引用 : 園芸植物大事典 ( 塚本洋太郎総監修:小学館発行 ) ]

 3枚目(左上)は、ナンキンハゼの果実である。3個の種子の表面が、 ろう物質でおおわれていることがよくわかる。

 4枚目(左)は、紅葉したナンキンハゼである。 モミジにも負けていないくらいの綺麗な紅葉が楽しめる。

 5枚目(左)は、近くで種を取ってきて、 自宅で鉢に撒き発芽したところである。
 非常に発芽率もよく、栽培しやすい樹木である。

 6枚目(左)は、発芽後、約半月が経過した状態のナンキンハゼである。

 7枚目(左)は、発芽後、約1ヶ月が経過した状態である。
 もう立派にナンキンハゼとわかる樹形になってきている。

 8枚目(左)は、6枚目の木の16年後の紅葉した樹形である。
 ここ数年は、紅葉し始めると次から次へと葉が落ちてしまい、 このように立派に紅葉した姿を見ることができなかったのですが、 今年はこのように綺麗に紅葉してくれました。
 なぜ今年だけこのように立派に紅葉したかは不明である。

 9枚目(左)は、16年後のナンキンハゼの全体の姿である。
 3本をこのように盆栽風に仕立てており、一番太い木の根元 の幹太さは15㎝ほどにもなった。
 この後、葉がすべて落ち後に細い枝の付け根で切り落とし、 翌年の春に新しい枝を出さして、また秋の紅葉を楽しむように しており、樹高は今後もほとんど変わらないようにしている。


1枚目画像撮影日:2004.08.15
2枚目画像撮影日:2009.07.11
3枚目画像撮影日:2005.11.20
4枚目画像撮影日:2008.11.10
5枚目画像撮影日:2006.06.10
6枚目画像撮影日:2006.06.25
7枚目画像撮影日:2006.07.08
8枚目画像撮影日:2020.10.24
9枚目画像撮影日:2020.10.26

2015.07.09 First making day [5n/51na/221500]
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