バーゼリアは、南アフリカのケープ地方の山の斜面で
流れに沿って自生する常緑低木である。
よく分枝する低木で、高さ1~2mになる。
短い針状の緑色葉を多数つけ、頂部で小枝を多数出し、
クリーム色の球状の花序をつける。画像は蕾の状態である。
花序をつけた枝が赤色になる。春に開花する。
ベルセリア属の植物は低木で、12種が含まれ、
南アフリカに分布している。
針葉樹に似た短い葉を円柱状の枝に密生してつけ、
枝先に球状の花をつける。
美しい花木であるので、オーストラリアで栽培され、
切り花として日本に送られている。
ブルニア科は、ヒースに似た植物で、
ベルセリア属をはじめ12属約70種を含み、
すべてが南アフリカのケープ地域に分布している。
葉は互生し、托葉がない。
花は両性で放射相称で頂生の花序につくか、
葉腋に単生し、4~5数性を有する。
萼片、花弁は同数で、しばしば宿存性である。
雄しべも同数で、花弁と互生する。
果実は蒴果である。
[ 引用 : 園芸植物大事典
( 塚本洋太郎総監修:小学館発行 ) ]