(無し)
パイナップル
パイナップル
アナナス(パイナップル)
Ananas comosus
アナナス・コモスス
Pine apple
熱帯アメリカ原産
常緑多年草
パイナップル
パイナップル
アナナス(パイナップル)
Ananas comosus
アナナス・コモスス
Pine apple
熱帯アメリカ原産
常緑多年草
パイナップルは、アナナスの1種で果実を食用とする。
パイナップルは、熱帯アメリカ原産の常緑多年草である。
約1mの草丈になる。茎は短く、多節で、
厚く生い茂った葉におおい隠されている。
葉は1株当たり65~70個である。
花序は100~200個の小さな花からなり、
茎上部にらせん状に着生する。
果実は集合果である。可食部は花序軸、子房、花床
および苞の基部などである。
パイナップルの栽培品種の主なものは次のものである。
① カイエン系………本系統は通常葉縁に鋸歯がないことから、
スムース・カイエンとして知られ、
現在最も普及している栽培品種群で、世界における
パイナップルの全生産量のうち、約90%を占めている。
② クイーン系………現存する栽培品種のうちでは最も古く、
1658年あるいはそれ以前から栽培されているものである。
葉には鋸歯があり、果実は黄金色で約1㎏前後と小さい。
酸、果汁とも多品種に比べて少ないため、甘さを強く感じる。
③ レッド・スパニッシュ系………カイエン系に次いで重要な栽培品種群であり、
フロリダ、キューバ、プエルト・リコでの主要品種となっている。
カイエン系に比べると果実は小さく、
糖が少なく、酸が高い。
したがって本種は缶詰用にはほとんど用いられない。
④ カバゾニ系………3倍体の栽培品種で、生育は旺盛で葉は広く多肉質で葉縁に鋸歯がある。
果実は大きく、重さ2.5~3㎏である。
本系統は花芽が分化するまでにかなりの時間を要するため、
開花誘導を目的とした研究の格好の材料となっている。
[ 引用 : 園芸植物大事典 ( 塚本洋太郎総監修:小学館発行 ) ]