NIO の散歩道 365 植物図鑑風写真集
和名ハコベ(繁縷)
園芸(流通)名
別名
科ナデシコ
属(和名属)ステラリア(ハコベ)
学名Stellaria neglecta
ラテン語読みステラリア・ネグレクタ
英名( Unknown )
原産・分布地日本全国に分布
園芸上分類越年草

 ハコベは、日本全国に分布する越年草である。全国の田畑、 道端、草地、庭などにふつうに見られる雑草である。
 春の七草のひとつで、昔から食用にされた。
 美味ではないが、厳寒期といえる旧正月に若々しい緑の葉を見ると、 七草に入れたい気持ちがわかる。
 葉は対生で上部は無柄で、卵形で縁はなめらかである。
 花は茎の上部にややまばらにつく。花弁は5枚で花色は白色である。
 花弁は2つに深く裂け、全開すると10枚の花弁があるように見える。 開花時期は、3~9月である。
 よく似た花にウシハコベがあるが、 ハコベの雌しべの花柱が3本であるのに対し、 ウシハコベは花柱は5本である。
 また、葉が小形で茎の赤みが強いものはコハコベである。

 ハコベ属は、ほぼ全世界に分布し、約100種が知られている。 一年草、越年草または多年草である。
 葉は対生し托葉を欠く。葉柄は開花後に反曲することが多い。 萼片は5個で合着しない。
 花弁は白色で5個まれに6個で、深く2裂する。 雄しべは10個であるが、数個しか発達しないものが多い。
 花柱は3個で、まれにウシハコベのように5個のものもある。
 果実は先端が6裂(ウシハコベでは10裂)し、 蒴果の裂片は果実の3分の1以上で、種子は円腎形である。
 園芸的に扱われる種類は少ないが、 コハコベは雑草として著名である。
[ 引用 : 園芸植物大事典 ( 塚本洋太郎総監修:小学館発行 ) ]

 本属の仲間は、  コハコベ  を掲載している。

画像撮影日:2007.01.21

2015.07.28 First making day [6h/61ha/237600]
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