ハナズオウ(花蘇芳)
スオウバナ(蘇芳花)
マ メ (ジャケツイバラ亜科)
ケルキス(ハナズオウ)
Cercis chinensis
ケルキス・キネンシス
Chinese redbud
中国中部以北~朝鮮半島に分布
落葉広葉低木
スオウバナ(蘇芳花)
マ メ (ジャケツイバラ亜科)
ケルキス(ハナズオウ)
Cercis chinensis
ケルキス・キネンシス
Chinese redbud
中国中部以北~朝鮮半島に分布
落葉広葉低木
ハナズオウは、中国中部以北~朝鮮半島に分布する落葉広葉低木である。
日本への渡来は不明で、記録としては「花壇地錦抄」(1695年)がもっとも古い。
和名は、花がスオウで染られた色(蘇芳色)に似るところからつけられた。
樹高は15mに達するが、通常の植栽品は2~5mである。
株元から多くの幹を直立させる。分枝は少ない
葉は長さ幅ともに10㎝前後の円形で、基部は心臓形をしている。
やや革質で、表面にはにぶい光沢がある。
花芽は7~8月に、主として当年枝の基部の葉腋に、
ときに古い枝に形成される。
花は紫を帯びた濃桃色で、長さ約2㎝である。開花期間は長く、
春の花木として各地で栽培されている。
果実は落葉後も枝に残り、特異な景観を示す。
ハナズオウ属は、東アジアから北アメリカにかけて、7種が分布する。
落葉性の低木ないし小高木である。葉は円形あるいは心臓形で互生する。
花は紫桃色あるいは白色で、節(前年の葉腋)に集まってつき、
春、葉の展開に先立って咲き始める。
萼は5浅裂し、花冠は不完全な蝶形で、
竜骨弁 が
旗 弁 や
翼 弁
に比べて大きい。
雄しべは10個あり、離生する。
結実して薄い豆果をつくり、秋には褐色に乾燥して熟し、裂開する。
[ 引用 : 園芸植物大事典
( 塚本洋太郎総監修:小学館発行 )、
花の名前( 植村猶行監修:NHK出版 )]
本属には、四枚目(左)のような白花の
シロバナハナズオウ もある。