NIO の散歩道 365 植物図鑑風写真集
和名ハナズオウ(花蘇芳)
園芸(流通)名
別名スオウバナ(蘇芳花)
科マ メ (ジャケツイバラ亜科)
属(和名属)ケルキス(ハナズオウ)
学名Cercis chinensis
ラテン語読みケルキス・キネンシス
英名Chinese redbud
原産・分布地中国中部以北~朝鮮半島に分布
園芸上分類落葉広葉低木


 ハナズオウは、中国中部以北~朝鮮半島に分布する落葉広葉低木である。
 日本への渡来は不明で、記録としては「花壇地錦抄」(1695年)がもっとも古い。 和名は、花がスオウで染られた色(蘇芳色)に似るところからつけられた。
 樹高は15mに達するが、通常の植栽品は2~5mである。 株元から多くの幹を直立させる。分枝は少ない
 葉は長さ幅ともに10㎝前後の円形で、基部は心臓形をしている。 やや革質で、表面にはにぶい光沢がある。
 花芽は7~8月に、主として当年枝の基部の葉腋に、 ときに古い枝に形成される。
 花は紫を帯びた濃桃色で、長さ約2㎝である。開花期間は長く、 春の花木として各地で栽培されている。
 果実は落葉後も枝に残り、特異な景観を示す。


 ハナズオウ属は、東アジアから北アメリカにかけて、7種が分布する。 落葉性の低木ないし小高木である。葉は円形あるいは心臓形で互生する。
 花は紫桃色あるいは白色で、節(前年の葉腋)に集まってつき、 春、葉の展開に先立って咲き始める。
 萼は5浅裂し、花冠は不完全な蝶形で、  竜骨弁  が
 旗 弁  や   翼 弁   に比べて大きい。
 雄しべは10個あり、離生する。
 結実して薄い豆果をつくり、秋には褐色に乾燥して熟し、裂開する。

[ 引用 : 園芸植物大事典 ( 塚本洋太郎総監修:小学館発行 )、
     花の名前( 植村猶行監修:NHK出版 )]


 本属には、四枚目(左)のような白花の
  シロバナハナズオウ  もある。


1枚目画像撮影日:2008.04.06
2枚目画像撮影日:2004.04.11
3枚目画像撮影日:2005.04.24
4枚目画像撮影日:2007.04.14

2015.08.01 First making day [6h/61ha/239700]
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