









ハナツルボランは、南ヨーロッパから
アフガニスタンにかけて分布する宿根多年草である。
藺(い)(イグサ科の多年草)に似た草姿で、
高さ40~50㎝ほどの中空の花茎に、
径1~2㎝の淡ピンク色で星形の花を円錐状につける。
背面の線条は濃ピンク色である。
葉は真っ直ぐな針状で、長さ15~30㎝で密に
叢 生 する。
開花時期は、4~5月である。日本へは20世紀初頭に渡来した。
ツルボラン属は、地中海沿岸からインドにいたる地域、
インド洋西部マスカリーン諸島に6~7種が分布する。
草丈数十㎝のものから150㎝に達するものまであり、
いずれも耐寒性の多年草で、地下部に多肉質の根を群生する。
長い総状または円錐花序に多数の白またはピンク色の
漏斗状の花を横向きから上向きに咲かせる。
花被片は6個で、舌状で、背面に線条が入る。
雄しべは6個で同長である。葉は狭く、根元より叢生する。
[ 引用 : 園芸植物大事典
( 塚本洋太郎総監修:小学館発行 ) ]
【追記】
ツルボラン属は、 APGⅡ
でユリ科から分離し、新設のツルボラン科(キジカクシ(クサスギカズラ)目)
に属するようになったが、 APGⅢ
でススキノキ科(キジカクシ(クサスギカズラ)目)に統合された。
しかし、 APGⅣ
ではススキノキ科はツルボラン科となり、ツルボラン属は
再びツルボラン科(キジカクシ(クサスギカズラ)目)に属することとなった。