ハギ属は、低木または多年草で、
東アジアと北アメリカ東部に約40種が自生する。
葉は3小葉からなる複葉で、小葉は全縁である。
小さな披針形の托葉がある。小托葉はない。
花は蝶形花である。腋生の複総状花序に2花ずつらせん状につき、
萼の基部に宿存性の1対の小苞があることにより、
近縁種のハナハギ属、およびヤハズソウ属から識別される。
萼は鐘状で5裂するが、
上側の2裂片は他の裂片より合着の程度が進んでおり、
一見して4裂するように見える。
花色は紅紫、帯黄白、白などである。
雄しべは10個でうち9個は先端部を除き合着し、
上側の1個は基部付近のみ合着し、2体雄ずいをなす。
胚珠は1個である。
果実は楕円形またはゆがんだ円形で熟しても裂開しない。
本属は、2つのグループからなり、
我々がふつうハギとよんでいるものはヤマハギ節のグループであり、
東アジアのみに分布する。他方は、
閉鎖花をつくる多年草のメドハギ節のグループであり、
北アメリカ東部にも分布する。
[ 引用 : 園芸植物大事典
( 塚本洋太郎総監修:小学館発行 ) ]
本属の仲間は、
ミヤギノハギ を掲載している。
画像は、みずがめ座さんが、私に送ってくれたものである。