ハブランツス属の植物は、南アメリカを中心に
12種が分布する常緑性の球根植物である。
タマスダレ属
(Zepyranthes
:ゼフィランテス)と近縁であるが、タマスダレ属では
花が直立するのに対し、本属では斜上するので異なる。
開花時期は種によって異なり、晩春または初夏である。
ひとつの鱗茎から2~3花茎を出し、
各花茎には普通1花しかつけないが、まれに2花をつけることもある。
花は黄銅色または桃色で漏斗状で、花被片は6個、雄しべは6個、
柱頭の先端は3裂する。
[ 引用 : 園芸植物大事典
( 塚本洋太郎総監修:小学館発行 ) ]
花色と花被の基部の色から、近年日本で栽培されている園芸品種の
「チェリー・ピンク(Cherry Pink)」
の可能性が高い。
チェリー・ピンクは、鱗茎は2~3㎝、葉は長さ25~30㎝、幅1.1㎝で大きい。
開花時期は、7~9月で、花茎は約25㎝、花は径5~6㎝で淡桃色で、
花被の基部が紫紅色を帯びる。交雑種と考えられているが、交配親は明らかでない。
画像は、みずがめ座さんが、
「我が家の庭は今ハブランサスくらいしか咲いていません。」
とのコメントを付けて、
私に送ってくれたものである。