ヒナギキョウ(雛桔梗)
キキョウ
ヴァーレンベルギア(ヒナギキョウ)
Wahlenbergia marginata
ヴァーレンベルギア・マルギナタ
Southern rockbell
本州中部以西、四国、九州、
朝鮮半島、台湾、中国に分布
多年草
キキョウ
ヴァーレンベルギア(ヒナギキョウ)
Wahlenbergia marginata
ヴァーレンベルギア・マルギナタ
Southern rockbell
本州中部以西、四国、九州、
朝鮮半島、台湾、中国に分布
多年草
ヒナギキョウは、本州中部以西、四国、九州、
朝鮮半島、台湾、中国に分布する多年草である。
山野の日当たりのよいところに見られ、
草丈は20~30㎝で茎は束生し細く稜があり、
下部でまばらに分岐する。
下部の葉はへら形または倒披針形で波状の鈍鋸歯縁をもち、
長さ2~4㎝で葉縁は厚みがある。上部の葉は小形で、
線状披針形でまばらにつく。
長い花柄の先に1個ずつ淡青色で漏斗形の花をつける。
萼は宿存し5裂する。萼裂片は披針形で長さ2~3㎜と短い。
花冠は5裂し、径5~8㎜で小さい。開花時期は、
6~8月である。変異が多い。切ると乳液を出す。
ヒナギキョウ属は、南半球を中心として100種以上が温帯に広く分布する。
一年草または多年草で、ときに基部が木化する。葉は単葉で互生または対生する。
花は青白色または紅色で単生するか集散花序につき、花柄や小花柄には苞はつかない。
花被は3~4数性で、まれに6~10数性であるが、萼も花冠も先が5裂するものが多い。
花冠は鐘形、漏斗形、車形などとなる。萼筒は半球形または倒円錐形で子房と癒着する。
雄しべはふつう5個で花糸の基部は幅広くなる。果実は蒴果で直立し、
上端の萼裂片の間から胞背裂開する。
[ 引用 : 園芸植物大事典
( 塚本洋太郎総監修:小学館発行 ) ]