バ ラ (サクラ亜科)
ピラカンタ(トキワサンザシ)
Pyracantha coccinea
ピラカンタ・コッキネア
Fire thorn
南ヨーロッパ、小アジア原産
常緑低木
ピラカンサは、南ヨーロッパ、小アジア原産の常緑低木である。 通常は高さ2m前後であるが、5mにも達することがある。 若枝には灰褐色の軟毛がある。
葉は披針形または長卵形で、長さ2.5~5㎝、
幅6~18㎜でヒマラヤトキワサンザシより葉幅が広い。
葉縁には鋸歯がある。葉色は濃緑色で、上面には光沢があり、
下面は無毛である。
開花時期は、5~6月である。花色は白色である。
果実は鮮紅色で径6㎜である。いくつかの園芸品種がある。
トキワサンザシ属は、常緑性低木でヨーロッパ東南部から
アジアにかけて6種が自生している。
密生する葉は小形で肉厚で光沢があり、
四季を通じて緑を保っていることや、
冬になると多数の小形の果実が紅や黄に色づいて美しいことなどから
庭や鉢物用樹として利用されている。
また、刺があり、強い刈り込みにも耐えられ、耐寒性、
耐暑性があるので、生垣用樹としての利用も多い。
日本では本属のいくつかの種を総称して「ピラカンサ」とよんでいる。
日本で栽培の多いのは、ヒマラヤトキワサンザシ、
トキワサンザシ、タチバナモドキの3種であるが、
最近は種間交雑により改良された園芸品種が導入され
利用されるようになってきている。
葉は互生し、葉身は分裂しない。枝に刺があり、
葉縁は鋸歯縁である。花は散房花序につく。
花は白色である。花弁は5枚である。
雄しべは20個である。果実はナシ状果で5稜がある。
[ 引用 : 園芸植物大事典
( 塚本洋太郎総監修:小学館発行 )、
花の名前( 植村猶行監修:NHK出版 )]
三枚目(左)は、野の調べさんが、「ピラカンサ」のタイトルで、
次のコメントをつけて、私に送ってくれたものである。
『 冬を彩る、こぼれんばかりの鮮やかな赤い実で
楽しませたピラカンサに白い小さい花が咲きました。
車を走らせるとアチコチで目に入りきれいでした。』
四枚目(左)は、 Junko
さんが、「秋ですね~!」のタイトルで、
次のコメントをつけて、私に送ってくれたものである。
『 デジカメ持っていろいろ写して来ました。
左はピラカンサ銀木犀と金木犀、コスモスと百日草。
銀木犀ってあまり見かけませんでしょ?。
でも金木犀のほうが矢張り華やかですね。
NIO
さんのお家の周りでも金木犀の花盛りでしょうか。
どこの家にもあるので我が町内はアロマテラピーの
如しです。』
五枚目(左)は、実が橙色のものが混じっており、 園芸品種か別品種の可能性があるが判別は難しい。