ピンポンノキ(ピンポンの木)
アオギリ ➡ アオイ( APG Ⅱ)に変更
ステルクリア(ゴウシュウアオギリ)
Sterculia nobilis
ステルクリア・ノビリス
Noble bottle tree
中国南部原産
常緑高木
アオギリ ➡ アオイ( APG Ⅱ)に変更
ステルクリア(ゴウシュウアオギリ)
Sterculia nobilis
ステルクリア・ノビリス
Noble bottle tree
中国南部原産
常緑高木
ピンポンノキは、中国南部原産の常緑高木で、
高さ約20mになる。葉は楕円形の単葉で、長さ20~30㎝、
幅8~10㎝で全縁で革質で7~8本の羽状脈がある。
上部葉腋に長さ10~15㎝の円錐花序をつけ、
白色の小さい花を密生し、芳香がある。
1果柄に3~5個の袋果をつけ、
各2~3個の光沢のある球状黒色種子が入る。
種子は炒って食べられる。樹皮は繊維として利用される。
ピンポンノキの名前の由来は、中国名を「蘋婆(ピンポー)」
といい、その音から転訛(てんか:発音がなまって変化すること)
したようで、卓球とは無関係のようである。
ゴウシュウアオギリ属は、熱帯アジアを中心に、
熱帯から亜熱帯にかけて100~200種が分布する。
落葉高木で、雌雄同株または雌雄混株である。
葉は互生し、単葉で全縁、または掌状浅裂し、
あるいは複葉となる。
花は腋生または頂生で、円錐花序をなす。
雄しべは10~20個が合着して筒状となる。
雄しべは4~5心皮からなる。
花弁を欠き、4~5裂した萼が着色して花弁状に見える。
果実は木質または革質の袋果で、4~5室からなり、
各室は離生する。
[ 引用 : 園芸植物大事典
( 塚本洋太郎総監修:小学館発行 ) ]
【追記】
アオギリ科を、APGⅡに基づきアオイ科に変更した。
これによりアオギリ科は、 APG
分類体系では使われない科となった。