フウセンカズラは、北アメリカ南部原産の蔓性一年草である。
　高さ３mくらいになり、茎は細い。葉は長さ５～10㎝である。
　小葉は卵状披針形または卵形で、 先端がとがり葉縁には粗い鋸歯がある。
　葉腋から長い花柄を伸ばし、淡緑白色をした径３～５㎜くらいの 小さな花をまばらに少数つける。開花時期は、７～９月である。
　蒴果は淡緑色で、径３㎝くらいの球で３稜がある。

　フウセンカズラ属は、約15種からなり、熱帯と温帯に分布している。 つる性の一年草または多年草である。
　葉は互生し、２回３出羽状複葉となる。 小葉は卵状披針形で、縁に粗い鋸歯がある。
　花は単性または雑居性で、腋生の総状花序につく。
　萼片と花弁はいずれも４個あり、 外側の２花弁は小形で不同である。
　花序の下方に１対の巻きひげがある。雄しべは８個である。
　子房は３室からなり、花柱が３裂する。
　果実は球形にふくらみ、風船状の蒴果となる。 種子は黒色でハート形の白い文様が入る。

[ 引用 ： 園芸植物大事典 ( 塚本洋太郎総監修：小学館発行 )、
　　　　　花の名前（ 植村猶行監修：ＮＨＫ出版 ）]

　本種は、花を写すのに非常に苦労した植物ののひとつであり、 思い出深いもののひとつである。