フキタンポポ(蕗蒲公英)
キ ク
ツッシラゴ(フキタンポポ)
Tussilago farfara
ツッシラゴ・ファルファラ
Coltsfoot
中国、シベリア、ヒマラヤ、
インド、アフリカ北部、ヨーロッパに分布
多年草
キ ク
ツッシラゴ(フキタンポポ)
Tussilago farfara
ツッシラゴ・ファルファラ
Coltsfoot
中国、シベリア、ヒマラヤ、
インド、アフリカ北部、ヨーロッパに分布
多年草
フキタンポポは、中国、シベリア、ヒマラヤ、インド、
アフリカ北部、ヨーロッパなどに広く分布している多年草である。
地下に長くほふくする白い根茎をもつ。
有柄の葉は腎臓形でフキに似る。
上面にクモ毛があり下面には白色の短毛を密生する。
晩秋より鱗片状の小葉をもつ花茎を生じ、
径0.5~1㎝の蕾を1~十数個つける。
頭花は開花すると径2~3㎝で黄色、
後に橙黄色となり、日が当たると開く。
未開の頭花および葉を採集し、乾燥させたものを款冬花、
款冬葉(ファルファラ葉)とよび、鎮咳去痰(ちんがいきょたん)薬にされる。
フキタンポポ属は、アジア、ヨーロッパなどに分布する単型属である。
長いほうふく枝をもち全株に白色綿毛をしく多年草である。
葉は花後に生じ、長さ5~15㎝の葉柄をもつ葉を数葉出す。
葉形は広卵状腎臓形で基部が心臓形で葉縁が広い稜角をなして歯牙をもつ。
頭花(頭状花序)は頂生し、総苞は鐘状または円筒状である。
果実は線形の痩果で、白色の冠毛がある。薬用植物として利用される。
[ 引用 : 園芸植物大事典
( 塚本洋太郎総監修:小学館発行 ) ]