ヘチマ(糸瓜)
イトウリ(糸瓜)
ウ リ
ルッファ(ヘチマ)
Luffa aegyptiaca
ルッファ・アエギプティアカ
Dishcloth gourd , Sze-kwa ,
Smooth loofah , Sponge gourd
インド又は熱帯アジア原産
蔓性一年草
イトウリ(糸瓜)
ウ リ
ルッファ(ヘチマ)
Luffa aegyptiaca
ルッファ・アエギプティアカ
Dishcloth gourd , Sze-kwa ,
Smooth loofah , Sponge gourd
インド又は熱帯アジア原産
蔓性一年草
ヘチマは、ヘチマ属の1種で、果実が食用、繊維用、
あるいは観賞用とされる。
ヘチマは、インド又は熱帯アジア原産の蔓性一年草である。
摘芯するとよく分化し、土壌条件がよければ
1株で50㎡ぐらいの棚を埋めつくす強勢なつる性一年草である。
葉は濃緑で掌状で、窒素不足になると切れ込みが強くなる。
花は黄色である。雄花は長さ15~20㎝の花柄に15~20個生じ、
下部から開花する。
雌花は大形で、基部に棒状の子房がある。果実は円筒状で太さや長さは
栽培品種によって異なり、30㎝から2mに達する長大なものまである。
原産地は、インドまたは東南アジアとする文献が多いが、
名称の由来から熱帯アジア(アラビア)とする有力な説もある。
ヘチマは熱帯から温帯まで広く栽培されるが、
とくにインドで永年にわたって順化され、
中国へは600年ごろ伝わり、日本へは江戸時代前期に伝来し、
ヨーロッパへは1739年に入ったといわれている。
沖縄県ではニガウリと並んできわめて重要な夏野菜である。
ヘチマ属は、熱帯、亜熱帯原産の、
巻きひげをもつつる性草本で、8種からなる。
葉は単葉で互生し、掌形あるいは掌状に分裂する。
雌雄同株である。
雄花は総状様に集まり、雌花は単生する。
雄しべは3~5個あり、花筒につく。
花はいずれも腋生で、黄色または白色を呈し、
5枚の花弁が合着した合弁花冠である。
果実は初め多汁質であるが、乾くと頂部が弁開し、
狭い翼をもった黒色の扁平な種子を散らす。
[ 引用 : 園芸植物大事典
( 塚本洋太郎総監修:小学館発行 ) ]