ベニバナ(紅花)
スエツムハナ(末摘花)、クレノアイ(呉の藍)
キ ク
カルタムス(ベニバナ)
Carthamus tinctorius
カルタムス・ティンクトリウス
Bastard saffron , Safflower ,
False saffron , Saffron thisle
原産地不明
一年草又は越年草
スエツムハナ(末摘花)、クレノアイ(呉の藍)
キ ク
カルタムス(ベニバナ)
Carthamus tinctorius
カルタムス・ティンクトリウス
Bastard saffron , Safflower ,
False saffron , Saffron thisle
原産地不明
一年草又は越年草
ベニバナは、原産地が不明な一年草又は越年草である。
栽培はきわめて古いが、原種および原産地が明らかでない。
染料または油糧作物としてエジプト、インドネシア、
アメリカ、オーストラリア、中国などで栽培されている。
日本では山形県を中心に栽培が見られる。有刺種はおもに油糧、
無刺種は切り花や染料に適する。
高さ約1m、茎は太さ7~8㎜で、7~15に分枝する。
根は直根性で太く地表付近に細毛が多い。
葉は新緑色でかたく、広楕円形で先がとがり縁に鋭い刺状の鋸歯がある。
7月上旬に分枝の先端に鮮黄色の頭花をつけ、
小花はときがたつとやがて赤色に変化する。
頭花は径2.5~4㎝、長さ2.5㎝である。
痩果は白色で光沢があり、長さは約6㎜で冠毛は非常に短い。
カルタムス属は、カナリア諸島、地中海沿岸地方から
中央アジアにかけて分布する一年草で、約20種が知られている。
葉は互生し、刺をもつが、栽培品には無刺のものがある。
頭花(頭状花序)は頂生で、単生するか数個が散房状に集まる。
総苞は数列で外片は葉状で開出する。花床に鱗片がつく。
頭花はすべて筒状花からなり、黄、紫紅、青、白っぽいなどさまざまである。
痩果は無毛でふつう4肋がある。鱗片状の冠毛はあるかまたない。
[ 引用 : 園芸植物大事典
( 塚本洋太郎総監修:小学館発行 )、
花の名前( 植村猶行監修:NHK出版 )]