ヘレニウムは、北アメリカのケベックからフロリダ、アリゾナに分布する。
切り花、花壇用に利用される多年草で、草丈が60~180㎝に達する。
葉は披針形か卵状披針形で長さ5~12㎝で無毛で葉縁に歯牙を有し、
基部が茎に沿下し翼状を示す。
頭花は黄色で径3~5㎝で心花が半球状となる。
舌状花は雌性で3中裂して下垂する。
開花時期は、7~10月である。園芸品種が多い。
マルバハルシャギク属は、南北アメリカにわたり約40種があるといわれており、
花壇用、切り花用、ロックガーデンに適する耐寒性のある多年草または一年草である。
茎は直立し、一般に上部で分枝し叢生する。
葉は互生し、全縁または歯牙縁で暗色の斑を有し、脚部はしばしば茎に沿下する。
頭花(頭状花序)は茎頂に単生または散房状に集まる。
総苞片は開出するか反転し、通常は葉状である。
心花は筒状の両性花で、黄色、帯褐色である。
辺花は舌状で3~5裂し、雌性または中性で通常は黄色であるが、
ときに舌状花を欠く。