ナ ス
フィサリス(ホオズキ)
Physalis alkekengi var. franchetii
フィサリス・アルケケンギ(変種)フランケティー
Winter cherry
東アジア原産であるが自生地は不明
多年草
ホオズキは、東アジア原産であるが、明らかな自生地については不明である。
白い地下茎を伸ばして殖え、茎が数本群がって生える。
茎は直立し、高さ80㎝ほどで枝分かれはほとんどなく、
葉は互生するが、節ごとに2個ずつ出るので、対生のように見える。
葉形は卵形で先がとがり、葉縁には粗い鋸歯をもつ。
花は6月ころに咲き、淡黄白色で小さく観賞価値はない。
花後萼が発達して果実を包み込み、7月下旬~8月にかけて赤く色づく
ホオズキ属は、一年草または多年草で、100種あまりあり、
多くはアメリカ大陸に原産すが、アジア、ヨーロッパにもある。
また熱帯~温帯に広く帰化しており、果実が観賞用、
食用として利用される。
茎は直立するかまたは、横に広がって斜上する。
葉は有柄で互生し、全縁または深く切れる。
葉腋に小花柄をもつ下向きの小さな花をふつう単生する。
萼は鐘状で10脈を有し、5裂し、花後しだいに大きく嚢状となり、
果実を包み熟すと発色して鑑賞用にされる種もある。
花冠は車形または短鐘形で、通常5裂する。雄しべは5個で、
果実は液果で多数の種子を含む。
[ 引用 : 園芸植物大事典
( 塚本洋太郎総監修:小学館発行 )、
花の名前( 植村猶行監修:NHK出版 )]
三・四枚目(左上・左)は、食用のホオズキである。
おそらく、品種は、
Physalis pruinosa(P.プルイノサ
[ 和名:ショクヨウホオズキ ])ではないかと思われる。
ショクヨウホウズキは、北アメリカから熱帯アメリカにかけて原産
する。一年草で茎葉に短毛がある。茎は下位節までよく分枝し、
地上近くをはい、ときに30㎝ほどの高さに立ち上がる。
果実を包む宿存萼は、完熟すると淡褐色になり、ちょうちんの
ように見える。果実は熟すと黄色になり、径1.5~2㎝で粘性は
ない。味は甘酸っぱいが、やや苦みのあるものもある。果実は
砂糖漬けや、ソースに用いられ、ときに生食されることもある。