NIO の散歩道 365 植物図鑑風写真集
和名マテバシイ(全手葉椎または馬刀葉椎)
園芸(流通)名
別名サツマジイ(薩摩椎)、マタジイ[漢字無]
科ブ ナ
属(和名属)リトカルプス(マテバシイ)
学名Lithocarpus edulis
ラテン語読みリトカルプス・エドゥリス
英名( Null )
原産・分布地関東南部以南に分布
園芸上分類常緑高木


 マテバシイは、関東南部以南に分布する常緑高木で高さ10~15mになる。
 樹皮は暗褐灰色で平滑で枝分かれがよく、樹冠がやや球形になる。
 若枝は無毛である。葉は全縁で、長さ8~16㎝である。
 花は6月に開花する。雄花の花被は6裂する。
 堅果(けいんか)は長楕円形で、子葉(しよう:下記参照) は渋みがなく、生であるいは炒って食用とする。
 庭木、公園樹、街路樹によい。

 二枚目(左)は、雄花序である。花被より長い雄しべがわかる。


 マテバシイ属は、東アジアまたは東南アジアに約100種、 カルフォルニアに1種が分布する。
 コナラ属に近縁の属である。常緑高木であり、 葉は有柄で対生し厚い革質である。
 花は単性で雌雄同株である。 雄花は4~6裂する花被とそれより長い雄しべ6~12個をもち、 直立する尾状花序につく。
 雌花序は穂状で、雄花序の下部につくか、単独につく。
 雌花は1~3個、または5個ずつセットになってつき 総苞に包まれる。
 子房は3室で、花柱が3個ある。堅果は翌年に熟し、 コップ状総苞に包まれる。
 発芽のとき、子葉は種子の中に残る。
[ 引用 : 園芸植物大事典 ( 塚本洋太郎総監修:小学館発行 ) ]

  子葉(しよう)とは、種子植物で種子の中の胚にすでにできている、
 個体として最初の葉をいう。
  通常の葉と形態が異なり、また養分を蓄えているものがある。
  裸子植物では数枚、被子植物の単子葉植物では一枚、
 双子葉植物では通常二枚ある。

1枚目画像撮影日:2003.06.02
2枚目画像撮影日:2003.05.27
3枚目画像撮影日:2004.11.29
4枚目画像撮影日:2003.06.06

2015.10.02 First making day [7m/71ma/281500]
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