ミツマタは、中国原産の落葉低木である。
日本では製紙原料として広く栽培されていたが、
茶園、果樹園などに替わったところが多く、
本州、四国、九州など暖地の造林地などに野生化したものが見られる。
樹高1~2mで、幹は真っ直ぐに立つ。
若枝は緑色で後に黄褐色となり、枝は通常3本ずつに分枝する。
樹皮に強い繊維があって紙の原料となり、
主として紙幣、証書類、地図用紙などに用いられる。
3つに分かれた枝先に黄色で長さ約10㎜、
径3㎜の筒状の小形の花が球状の蜂巣状に集まって咲く。
雄しべは8個で、雌しべは1個である。柱頭は長い。
芳香があり、庭木、切り花として用いられる。
陽地でも半陰地でもよく育つ。開花時期は、3~4月である。
二枚目(左)は、赤花であり、「ベニバナミツマタ」と思われる。
ミツマタ属は、中国、ビルマ、
ヒマラヤに4種がある。落葉低木である。
葉は膜質の単葉で互生し、全縁で枝先に叢生する。
花は両性で、前年の葉腋に密な頭状花序について球状を呈する。
萼は円筒状で先が4裂する。花弁を欠いている。
果実は乾質の石果状である。
[ 引用 : 園芸植物大事典
( 塚本洋太郎総監修:小学館発行 )、
花の名前( 植村猶行監修:NHK出版 )]
三枚目(左)は、野の調べさんが、「ミツマタ」のタイトルで、
次のコメントをつけて、私に送ってくれたものである。
『 暖かい陽気に誘われて野山を歩いてきました。
ミツマタの蕾です。
枝は三つに分かれることから三叉(ミツマタ)といわれ、
白い綿毛で覆われた策状のつぼみで冬を越します。
お札・証券用紙・賞状用紙等の和紙の原料に使われ
ます。』
四枚目(左)は、広島県人さんが、「ミツマタ」のタイトルで、
次のコメントをつけて、私に送ってくれたものである。
『 今年はじめて出会った花、ミツマタ。
この花に魅せられて3度訪ねました。
群生地の満開の時期は、見逃しましたが、
春のお気に入りの場所を発見した喜びで一杯です。 』
五枚目(左)も、広島県人さんが、『 昨日、 ミツマタの花を見に行きましたので、お届けにきましたよ。』 とのコメントをつけて、私に送ってくれたものである。
六枚目(左)も、広島県人さんが、「花めぐり」のタイトルで、
次のコメントをつけて、私に送ってくれたものである。
『 春の暖かい陽気に誘われて、昨日はパソコン仲間と
カタクリとミツマタの花を見に行きました。
快晴の空に黄色のミツマタの花がきれいでした。
そこから車で20分位のところにカタクリの自生地が
あります。
まだちょっと時期が早すぎましたが、
保存会の人々のお蔭で今年もつんとすました。
気品のあるピンクの花に出会えました。
この2つの花めぐりを毎年の恒例行事にしようと
思っています。』
七枚目(左)も、広島県人さんが、「花パワー」のタイトルで、
次のコメントをつけて、私に送ってくれたものである。
『 昨日お天気に誘われ花を求めてうろうろ・・・
してきました。今年も元気に花々に出会え
「今年も頑張れる」パワーをたくさんもらって帰った
ような気がします。春の花パワーのお届けです。』
本属の仲間は、
タイリンミツマタ を掲載している。