ミョウガは、ショウガ属の1種で、若い花序や茎葉を食用とする野菜である。
ミョウガは、本州~九州に分布する多年草である。高さは40~100㎝になる。
葉は披針形で長さ20~30㎝で幅3~6㎝である。葉鞘は長くたがいに重なっている。
地下茎は細く円柱状で多くの節があり、浅く地中を横に走っている。
7~9月ころ、地下茎の先に長さ5~7㎝の長楕円形の花序をつくる。
花序には多数の紅緑色の苞があり、苞腋に淡黄色の花をつける。花は1日でしぼむ。
萼は短筒状である。花弁は3枚である。稔性雄ずいは1個である。
仮雄ずいが花弁状に発達して唇弁をつくる。
子房は下位で結実することもあるが、増殖は地下茎による。
画像(右上)は、野の調べさんが、「ミョウガの花」のタイトルで、
次のコメントをつけて、私に送ってくれたものである。
『 さて、藪に分け入り、地面をそっと覗いてみるとミョウガの花を見つけました。
早速、夕食に、収穫後の味は一味違いますね。』
ショウガ属は、熱帯アジアを中心に約50種が分布する多年草である。
ショウガ、ミョウガに類似する植物群で、まれに観賞用とされるが、
薬用にされる種が多い。
根茎は肥大し、多くは芳香がある。
花は葉をつける茎とは別に出る花茎に頂生する穂状花序につく。
花序には、美しい色を呈する苞がかわら重ね状に密生し、
花はその苞腋につく。萼は膜質で管状で、花冠も管状で3裂する。
唇弁状の仮雄ずいは反曲して3裂する。
稔性雄ずいの約隔がとさか状に発達し、細長い花柱を包む。
子房は下位で3室である。果実は球形の蒴果である
[ 引用 : 園芸植物大事典
( 塚本洋太郎総監修:小学館発行 ) ]