ラ ン
グッディエラ(シュスラン)
Goodyera schlechtendaliana
グッディエラ・シュレヒテンダリアナ
( Unknown )
日本の本州、四国、九州、
韓国、済州島、莞島、中国の長江流域、
ベトナム~アフガニスタンまで分布
常緑多年草
ミヤマウズラは、日本の本州、四国、九州、、
韓国、済州島、莞島、中国の長江流域、
ベトナム~アフガニスタンに分布する常緑多年草である。
高さ12~25㎝で、葉は狭卵形または卵形で長さ2~6㎝で、
表面は濃緑色で普通白色の網紋があり、裏面は表面より淡色である。
花序は長さ5~10㎝で偏側生に7~12花をつける。
花は微紅白色で径約10㎜でる。
葉の網斑の色彩などにきわめて変化が大きいため、天保時代に流行し、
『錦蘭品さだめ』として本にまとめられた。
画像(右上)は、広島県人さんが「お祝い」のタイトルで、
次のコメントを付けて送ってくれたものである。
『 暇を見つけては季節の花探ししていますよ。
最近見に行ったミヤマウズラの小さな花もプレゼントです。 』
シュスラン属は、約40種からなる。ほとんどの種は
アジアの熱帯から亜熱帯にかけての地域に分布するが、
1種が北半球に周極分布するほか数種が北アメリカに産する。
多くは小形または中形で、樹林下に地生、まれに樹上や岩上に着生する。
茎は多肉質で基部がほふくし、各節に1葉と1本の細い根を生じる。
葉は卵形または広披針形で有柄で、基部は鞘状に茎を抱く。
葉身は多肉質で、ビロード状の光沢や帯白色の網目模様が有る種が多い。
花は小形で、茎の先端に直立する花茎に穂状につく。
花被片は普通半開性で白または微紅色である。
背萼片は側花弁と密着して兜を形成する。
唇弁の基部は袋状に膨出して内面に毛が密生し、上端は全縁で外曲する。
蕊柱は短く、付属物は無い。小嘴体は2深裂する。
柱頭は蕊柱腹面にあって2裂しない。
花粉塊は小胞状で棒形で、基部は細長く柄状になり、
先に粘着体がある。
[ 引用 : 園芸植物大事典
( 塚本洋太郎総監修:小学館発行 ) ]