ムラサキナツフジ(紫夏藤)
サッコウフジ(醋甲藤)
マ メ ( マ メ 亜科)
ミレティア(ナツフジ)
Millettia reticulata
ミレティア・レティクラタ
Evergreen wisteria
南西諸島、台湾、中国南部に分布
常緑蔓性木本
サッコウフジ(醋甲藤)
マ メ ( マ メ 亜科)
ミレティア(ナツフジ)
Millettia reticulata
ミレティア・レティクラタ
Evergreen wisteria
南西諸島、台湾、中国南部に分布
常緑蔓性木本
ムラサキナツフジは、南西諸島、台湾、
中国南部に分布する常緑蔓性木本である。
つるは長く伸びて分岐し、10mあまりに伸び幹も太くなる。
小葉は5~7個で卵形で長さ3~9㎝で幅1.5~5㎝である。
花はふつう総状花序につく。花色は帯紅紫色~暗紫色であるが、
多少の個体差がある。
この個体差をもったものの中からの選抜品が盆栽に使用されており、
接ぎ木や挿木で増殖されて薩摩醋甲とよばれ、
紅醋甲、紫醋甲、白醋甲などが区別されている。葉も変化に富み、
丸葉から細葉まである。花序は短く樹勢は弱い。
盆栽界で台湾醋甲とよぶものはムラサキナツフジそのもであることが多い。
ナツフジ属は、旧世界の熱帯を中心として約180種が分布する。
小高木、低木、つる性木本である。
葉は互生で、奇数羽状複葉である。花は腋生の総状花序につくが、
しばしば頂生の円錐花序になる。
萼は4裂する。花冠は蝶形で、花弁は5枚あり基部は長く爪状となる。
竜骨弁の先は合生する。雄しべは2体雄ずいをなす。
子房の基部に密盤がある。果実は豆果で裂開しない。
日本では、ナツフジとムラサキナツフジが栽培されている。
[ 引用 : 園芸植物大事典
( 塚本洋太郎総監修:小学館発行 ) ]