ムレスズメは、中国北部原産の落葉低木である。
江戸期に渡来した観賞木である。
高さ2mになり、小枝には稜角がある。
托葉は刺になって宿存する。
短枝に2~数個の葉をつけ、長枝の葉は互生する。
小葉は長倒卵形で長さ20~25㎝である。
開花時期は、4月である。
花は単生し、黄色で長さ2.5㎝である。
萼歯片は等長である。
日本では果実はできない。株分け、挿木で増やす。
ムレスズメ属は、中国、中央アジア、
ヒマラヤの半乾燥地を中心に約65種がある。
落葉低木である。葉は互生し、
偶数羽状複葉で葉軸の先端は刺になる。
托葉は多くが針状になって宿存する。
小葉は2~18対で小形で全縁で、小托葉はない。
花は黄ときに白、紅色があり、単性か束生する。
萼は筒状か鐘状で5歯片をもつ。