メギは、日本原産で、樹高は2mくらいになるの落葉低木である。
よく分枝し、枝は褐色で縦に溝と稜がつく。
葉は倒卵形または楕円形で、
頂部は鈍形または円形で基部は細くなる。
花は総状または散状につき垂れ下がる。
秋に美しく紅葉し、輝赤色の果実をつける。
原産地の日本ではほとんど園芸的に用いられてこなかったが、
ヨーロッパに移され、葉色の変わった系統が選抜され、
いくつかの栄養系品種がつくられた。
メギ属は、全体で約500種もあり、南アメリカ、
東アジアなどに多く、続いて北アメリカ、ヨーロッパ、
北アフリカなどに多い。
落葉または常緑の低木で、
葉の変態した刺をもち、材は黄色である。
葉は互生し、全縁または鋸歯縁の単葉で、
秋季には着色するかまたは緑色である。
花は通常黄色で、ときに緑色を帯びるもの、
赤色を帯びるものがあり、葉腋に単生するか、
散形花序、総状花序、円錐花序をなすか、
あるいはまた束状となる。
萼片は6~9個である。花弁は6枚で、
雄しべも6個ある。雌しべは1個である。
子房は1室である。果実は赤、
黄あるいは黒色で粉白を帯びることがあり、
花柱はしばしば宿存性である。
[ 引用 : 園芸植物大事典
( 塚本洋太郎総監修:小学館発行 ) ]