ヤグルマギク(矢車菊)
ヤグルマソウ(矢車草)
キ ク
ケンタウレア(ヤグルマギク)
Centaurea cyanus
ケンタウレア・キアヌス
Bachelor's-button , Bluebottle , Cornflower
ヨーロッパ東南部から小アジア原産
一年草
ヤグルマソウ(矢車草)
キ ク
ケンタウレア(ヤグルマギク)
Centaurea cyanus
ケンタウレア・キアヌス
Bachelor's-button , Bluebottle , Cornflower
ヨーロッパ東南部から小アジア原産
一年草
ヤグルマギクは、ヨーロッパ東南部から小アジア原産の一年草である。 観賞用として広く一般に栽培されている。
草丈は30~100㎝くらいである。茎は直立し剛直でよく分枝する。
茎の下部の葉は倒卵状披針形で、羽状に中裂または深裂する。
上部の葉は線状披針形で全縁または多少鋸歯縁となり互生する。
いずれも茎葉は白色の綿毛におおわれ灰白色を呈する。
頭花は開花径が4~5㎝くらいで枝端に単生する。
辺花の花冠はより大きく発達し、先が不規則に裂けている。
花色はふつう青紫色であるが、改良され、紅、桃、白色などのほか、
花冠の先端に爪白斑が入るものなど変化に富み、さらに一重咲きのほか、
辺花の輪が増えて八重咲きとなるものなどがある。
ふつう4~6月に開花する。暖地では切り花用として、
早生系で八重咲き品種が栽培されている。
日本へは明治中期に渡来した。
ヤグルマギク属は、約500~600種からなり、
ごくわずかの種がアメリカに自生することを除いて、
大部分は旧世界に分布している。
一・二年草または多年草である。
ふつうに栽培されているヤグルマギク(ヤグルマソウ)
のほかに数種の一年草が栽培されているが、
多年草で栽培されているものは少ない。
葉は通常互生し、多くは羽状、
欠刻状などに分裂あるいは鋸歯縁となるが、全縁のものもある。
頭花(頭状花序)は球形または卵円形で総苞をもっている。
小花はすべて筒状で、外側のものはときに大きく不稔となる。
[ 引用 : 園芸植物大事典
( 塚本洋太郎総監修:小学館発行 ) ]