ヤブミョウガは、日本、台湾、
中国の暖地林中に自生する多年草である。
高さ40~50㎝あるいはそれ以上になる。
葉は茎の上方につき長さ15~30㎝で
幅3~6㎝で先はとがり基部は細まる。
花は白色で径1㎝くらいである。雄しべは6個で完全である。
果実は液果状で初め白色であるが、光沢のある濃紫色になる。
一・二枚目(右上・左)は、野の調べさんが、
「二度の感動!その2」のタイトルで、
次のコメントをつけて、私に送ってくれたものである。
『 辺り一面のヤブミョウガの花の群生です。
少しの派手さもなく、誰にも気付かれず暗い森に
ひっそりと咲いていました。野の花は、謙虚に
それでいて生命力があり輝いているようにみえます。』
ヤブミョウガ属は、アジアの暖地から熱帯に
十数種が分布する多年草である。ほふく茎を出して群生する。
葉は披針形で、花は頂生の円錐状の花序につき、
雄しべの発達が悪い雌性花と、雌しべの発達が悪い雄性花がある。
花被片は6個でほぼ同形同大である。
雄しべは6個あり、うち3個がときに仮雄ずいとなる。
花糸は無毛である。果実は卵形か球形で裂開せず、3室である。
[ 引用 : 園芸植物大事典
( 塚本洋太郎総監修:小学館発行 ) ]