ヤマブキは、日本、中国に分布する落葉低木である。
　高さ１～２mになる。枝は緑色で無毛である。
　葉は単葉で互生し、薄質で卵形または狭卵形で長さ３～10㎝、 幅２～４㎝で不整の重鋸歯縁で表面は葉脈がへこみ、 裏面の脈上にわずかに毛が生える。葉柄は長さ５～15㎜である。
　線形で脱落性の托葉がある。
　花は枝端に単生し、径３～4.5㎝で黄色である。
　萼は５裂し、花弁は５枚で平開する。 雄しべは多数で雌しべは５(～８）個でともにほぼ同長である。
　花盤が発達し、萼筒の内部をおおう。
　果実は小形の痩果で長さ４～５㎜である。

　ヤマブキ属は、アジア地域に分布する単型属である。

[ 引用 ： 園芸植物大事典 ( 塚本洋太郎総監修：小学館発行 )、
　　　　　花の名前（ 植村猶行監修：ＮＨＫ出版 ）]

　ここに掲載のヤマブキは、すべて八重咲きであり、 園芸品種の「ヤエヤマブキ」 cv. Pleniflora (園芸品種：プレニフロラ）の可能性が高い。

１枚目画像撮影日：2005.04.10
２枚目画像撮影日：2006.04.30
３枚目画像撮影日：2004.04.17