NIO の散歩道 365 植物図鑑風写真集
和名ヤマモモ(山桃)
園芸(流通)名
別名ヤンメ 、ヤンモ 、ヤアモ
科ヤマモモ
属(和名属)ミリカ(ヤマモモ)
学名Myrica rubra
ラテン語読みミリカ・ルブラ
英名Chinese bayberry
原産・分布地本州中南部、四国、九州、
原産・分布地南西諸島、台湾、中国南部に分布
園芸上分類常緑高木


 ヤマモモは、本州中南部、四国、九州、南西諸島、 台湾、中国南部の山地に分布する常緑高木であるが、 しばしば人家の庭や公園にも植えられている。
 名前の由来は、山のモモの意味で、 山に自生して食べられる果実がなる樹 というところから名づけられたようである。
 雌雄異株である。幹は直立し、分枝が多く、 大きくなると高さ15m、径1mにも達する。
 葉は小枝に密生し、倒卵状長楕円形または 披針形で先端は鋭形または鈍形で、 基部は細まって楔形となり、全縁であるが幼木の葉は ふつう鋭鋸歯がある。
 葉の裏面に小さい油点がまばらに分布する。
 開花時期は、4月である。 雄株の花序は黄褐色をしており、 陽光面はときに紅色をしている。
 雄花は5~8個の雄しべからなり、 苞腋の2~3個の小苞に包まれる。 雌花序は緑色の苞と紅色の花柱が目立つ。
 果実は球形で径1~2㎝で表面に多数の多汁質の突起を有する。 初めは緑色であるが、6~7月の成熟期になると 暗紅紫色となり、松脂臭がある。 核はかたくて1個の種子が入っている。

 ヤマモモ属は、常緑の高木または低木で、 熱帯を中心に30種あまりが分布する。
 葉は単葉で革質で全縁または疎鋸歯縁で、 裏面に油点がまばらにあり、互生する。 托葉はない。雌雄同株または異株である。
 花は無花被で腋生の穂状花序につく。 雄花は2~20個の雄しべからなり、 1個の苞の腋に2~3個の小苞に包まれて生じるが、 ときに小苞を欠く。
 花柱は2深裂する。果実は石果で1個の種子を含み、 外果皮は多汁質で、内果皮は木質である。

[ 引用 : 園芸植物大事典 ( 塚本洋太郎総監修:小学館発行 )、
     花の名前( 植村猶行監修:NHK出版 )]

 四枚目(左)は、野の調べさんが、「ヤマモモ」のタイトルで、 次のコメントをつけて、私に送ってくれたものである。
 『 用事を済ませ公園の近くを歩いていたら、
  足元に何かいっぱい落ちていました。
  近づいてみると“ヤマモモ”の実でした。
  口にすると、以前食べた事のある野趣溢れる
  甘酸っぱい味が広がり、幸せな気持ちになりました。
  こんな街の真ん中にヤマモモの木があるなんて
  知りませんでした。来年から、6月になったら毎年
  ご馳走になると思います。』



 二枚目(左最上)が雌花で、三・五枚目(左上二・左)が雄花である。


  1枚目画像撮影日:2005.06.26
2・3枚目画像撮影日:2005.04.15
  4枚目画像投稿日(投稿者):2009.06.09(野の調べさん)
  5枚目画像撮影日:2005.04.15

2015.10.24 First making day [8y/81ya/302500]
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