アメリカヤマゴボウ(アメリカ山牛蒡)
ヤマゴボウ
フィトラッカ(ヤマゴボウ)
Phytolacca americana
フィトラッカ・アメリカナ
Poke , Scoke , Pigeon berry ,
Virginian poke , Pocan , Garget
北アメリカ原産
多年草
ヨウシュヤマゴボウは、北アメリカ原産で、
本州から九州までに帰化している多年草である。
和名は、外来のヤマゴボウの意味であるが、有毒で食べられない。
なお、ヤマゴボウは薬用に栽培された類似種で、野生化もしている。
草丈1~2mになる。茎は赤みを帯びる。
葉は互生し、卵状長楕円形で葉柄は短く、
基部は楔形で両面とも無毛である。葉は秋にしばしば紅葉する。
花は茎や枝の先に総状に多数つく。
萼片は5個で花弁化しており、花弁はない。
花径は7~8㎜である。花色は白色であり、
わずかに赤みを帯びる。
花序の柄は、花後下向きに曲がる。果序は下向きになり、
紫黒色に熟した実には多量の水分が含まれる。
開花時期は、6~9月である。
三枚目(左)は、野の調べさんが、「ヨウシュヤマゴボウ」のタイトルで、
次のコメントをつけて、私に送ってくれたものである。
『 ヨウシュヤマゴボウです。子供の頃、熟した実を潰し、
ジュースを作り遊んでいた頃を思い出します。
でも根は有毒ですね、怖い話です。』
四枚目(左)は、こまさんが、次のコメントをつけて、
私に送ってくれたものである。
『 「アメリカヤマゴボウ」です。
市内の川淵にあったのですが私は始めてみました。』
アメリカヤマゴボウは、ヨウシュヤマゴボウの別名である。
五枚目(左)も、こまさんが、「ヨウシュヤマゴボウ」のタイトルで、
次のコメントをつけて、私に送ってくれたものである。
『 春先畑の中に 見慣れぬ植物が顔を出し名前が知り
たくて、そのままにして置きました。どんどん大きくなり、
80㎝四方の場所をとり、何度も処分しようと思いましたが
名前が知りたくて・・・、秋に実がなってようやく名前が
判り、胸のつかえが取れました。これは根も実も
有毒植物だそうです。この後、この実はブルーベリーの
様に青くなり、つい口に運んでしまいたくなる実
なのです。友人は鳥の落し物で良く有る事だそう
です。写真に収めて、やっと処分しましたよ。』
ヤマゴボウ属は、主としてアメリカの熱帯および亜熱帯にあり、
アジア、アフリカにも分布する。
35種が知られている。草本ないし木本である。
根部が肥大して塊状になるものがある。
葉は単葉で互生し、花は小さく、両性ときに単性で総状あるいは
円錐状花序につき、花弁を欠く。
萼片は(4~)5個で果実に宿存する。雄しべは5~30個である。
心皮は5~15個で離生または合生する。
果実は液果で各心皮に1個の種子を含む。
[ 引用 : 園芸植物大事典
( 塚本洋太郎総監修:小学館発行 ) ]