ラグルスは、地中海沿岸に分布する一年草である。
高さ30㎝くらいに茎が伸び、美しく株立ちとなり群生する。
開花時期は、6~7月である。日本への渡来時期はわかっていない。
ラグルス属は、ヨーロッパ各地、
とくに地中海沿岸に多く分布する単型属である。
一年草である。葉は扁平である。
円錐花序は密な卵状から短円柱状で、苞頴(ほうえい)
が美しい羊毛の毛でおおわれているのが特徴である。
小穂は1小花からなり、苞頴に1脈、護頴に5脈がある。
花壇によく見かける植物であり、
おもに切り花の乾燥花としての利用が多く、
新しいスタイルの生け花に使われ、
ほかの生花と合わせると鮮やかな盛花やブーケができるので、
人気を増やしている。
グランドカバーとしては密生させた形が美しく注目されている。
[ 引用 : 園芸植物大事典
( 塚本洋太郎総監修:小学館発行 ) ]