ユ リ ➡ キジカクシに変更(APGⅢ)
ラシュナリア(無し)
Lachenalia aloides var. aurea
ラシュナリア・アロイデス(変種)アウレア
( Null )
南アフリカ北西部~南西部原産
多年草
ラケナリアは、南アフリカ北西部~南西部原産の多年草である。
葉は2個で花茎は高さ30㎝でともに暗紫色の斑点がある。
花は長さ約3㎝で管状で10~20個が総状花序について下垂する。
蕾はふつう褐色である。成熟時には一様に濃い橙黄色の花となる。
小花柄の長さは4~5㎝である。
外花被裂片の長さは内花被裂片の半分から3分の2程度である。
雄しべと雌しべは花被から突出しない。
開花時期は、冬~早春である。
ラシュナリア属は、97種を含む大きな属で、南アフリカの
ケープ南西部からナミアビ、カルー、ケープ東部に分布する。
層状鱗茎をもつ球根植物で、夏の終りから秋に成長を開始し、
秋から春に開花し、夏に休眠する。
球根は軟質または硬質の外被におおわれ、
ときに基部にたくさんの子球を生じる。
葉はふつう2個を根出するが、1個のみ、
または4~10個を生ずるものもあり、
披針形、広線形または線形で、無毛または有毛で、
疣(いぼ)状突起のあるもの、条斑や斑点のつくものがある。
花は丈夫な花茎に総状花序または穂状花序につく。
花茎には斑点のつくもの、紫色に色づくものがある。
小花柄の長い花は下垂し、
短い花または無柄の花は水平または上向きとなる。
花被は左右相称で基部は合着し、鐘形または管状であり、
花喉部でくびれるものもある。
3個の外花被裂片はふつう先端に隆起があり、同数の内花被裂片より短い。
花色は白、黄、オレンジ、赤、青、紫、または緑色など多い。
雄しべは6個で、花喉から生じ、花糸は糸状で下側の3本がふつう長く、
その先につく葯が上側の花糸につく葯よりはやく裂開する。
葯は丁字着し、内側を向く。子房は上位で3室で胚珠は多数である。
花柱は細長い。
柱頭はわずかに頭状で雄しべより遅れて熟成し、伸長する。
果実は3稜のある楕円形の蒴果である。種子は球形で黒色である。
[ 引用 : 園芸植物大事典
( 塚本洋太郎総監修:小学館発行 ) ]
【追記】
ラシュナリア属は、APGⅢ
でリユリ科から分離し、キジカクシ(クサスギカズラ)科(キジカクシ(クサスギカズラ)目)に変更になった。