NIO の散歩道 365 植物図鑑風写真集
和名ラッカセイ(落花生)
園芸(流通)名
別名ナンキンマメ(南京豆)
科マ メ ( マ メ 亜科)
属(和名属)アラキス(ラッカセイ)
学名Arachis hypogaea
ラテン語読みアラキス・ヒポガエア
英名Earth nut , Grass nut , Groundnut ,
英名Gooder , Monkey nut , Peanut , Pindar

原産・分布地ボリビア・アンデス山脈東麓原産
園芸上分類一年草


 ラッカセイは、ラッカセイ属の1種で、果実を食用とする野菜である。
 考古学的事実はまだないが、本属の地理的分布や分類学的研究などにより、 ラッカセイの原産地は、南アメリカのボリビアのアンデス山脈東麓地域と考えられている。

 ラッカセイは、地上部や根、莢実(きょうじつ) などの形態によってそれぞれ2変種からなる2つの亜種に分けられる。
 すなわち、基準亜種 [ ssp. hypogaea ] は、草型は半ほふくまたはほふく性で、 多分枝で葉は小形で濃緑でそしてやや厚い。

 主茎は短くすべて栄養節である。 第1次分枝には栄養節と生殖節が2~3節ごとに交互配列される。
 莢は大きく、1莢の種子数は一般に2個である。種子は大粒で、 紡錘形で淡赤褐色が多く、休眠性が強い。
 もう一つの アラキス・ヒポガエア・ファステェギアタ [ ssp. fastigiata ] は、 草型は立性で分枝は少なく、葉は大形で薄く淡緑色で
ある。
 主茎が長く生殖節形成し、第1次分枝には生殖節が連続配列される。 莢は小形で1莢の種子は2~6個である。
 種子も小さく種皮の色は淡赤褐、濃紫、赤、黄色など多様で、 休眠期はほとんどないかごく弱い。
 この2亜種の属する栽培品種は、実用分類では前者がバージニア・ タイプで日本や中国、アメリカ合衆国などで食用に栽培が多い。
 後者はスパニッシュおよびバレンシア・タイプで、 脂肪含有量が多いので熱帯地域で油糧原料として栽培が多い。
 近年、2亜種間交雑起源の栽培品種が世界的に増加している。

 ラッカセイ属は、7節からなり、現在22種の他に未記載種約40種が知られている。
 野生種の分布について、南北は南アメリカのアマゾン川以南からラ・プラタ川以北、 東西はアンデス山脈以東から大西洋以西の
地域に限られている。
 一年草または多年草である。葉は3~4出複葉である。 直立の主茎からほふく性または斜上性の分枝が出る。
 花は蝶形で腋生の穂状花序につき、単体雄ずいをもつ。 開花・受粉後、垂直または水平に子房柄が伸びて地中で結実する。
 豆果は非開裂性である。野生種には豆果が胚珠間で長く伸びるものがある。
 種子は卵形~長形で、白、赤褐、紫、赤色のほか、斑入りがある。 根は直根型であるが、肥大して塊根となる種もある。
[ 引用 : 園芸植物大事典 ( 塚本洋太郎総監修:小学館発行 ) ]

1枚目画像撮影日:2005.07.17
2枚目画像撮影日:2004.07.25

2015.11.03 First making day [9r/91ra/310600]
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