NIO の散歩道 365 植物図鑑風写真集
和名キリンギク(麒麟菊)
園芸(流通)名
別名
科キ ク
属(和名属)リアトリス(無し)
学名Liatris spicata
ラテン語読みリアトリス・スピカタ
英名Gayfeather
原産・分布地北アメリカ東部原産
園芸上分類多年草

 リアトリスは、北アメリカ東部、ロード・アイランド州、 ミシガン州からフロリダ州、ルリジアナ州にかけて分布する多年草である。
 ほとんど無毛で、茎は一本立ちで高さ150㎝になる。
 下部の葉は線形または線状披針形で縁毛があり、長さ40㎝である。
 頭花は無柄で密な穂状に多数つき、花序の長さは75㎝ほどである。


 頭花は径0.8㎝で小花は10~18個つく。総苞は円柱形ないし狭鐘形で、 総苞片は狭く縁は膜質でしばしば紅色を帯びる。
 花色は桃色である。開花時期は、7~9月である。
 1732年にヨーロッパに紹介され、日本では槍(やり) 咲き種としてもっともふつうに栽培され、切り花に用いられている。

 一枚目(右上)は、花色が白色であり、変種の [ var. alba ] (アルバ)である。



 リアトリス属は、ヒヨドリバナ連の植物で、約三十数種があり、 すべて北アメリカに分布している。
 地下部はときに塊状に肥大する。1~数本の太い茎を出し、 まばらに分枝する。
 葉は互生し、線形または披針形で全縁である。
 頭花(頭状花序)は小さく、長い花序に穂状につくか、 総状または円錐花序につく。
 小花はすべて筒状で両性で、花色は紫紅色、 紅色または白色である。
 花はふつう花序の頂端から開花し始める。
 総苞は数列でかわら重ね状である。総苞片は披針形から円形で、 縁は乾膜質となり、縁毛が生えるもの、 不規則に深く切れ込むものなどがある。
 痩果は10稜あり、羽毛状または剛毛状の冠毛がある。
 丈が高く、夏から秋にかけて美しい花をつけ、 自然風庭園やボーダーに数株ずつ固めた植えるのによい。
 ミツバチや蝶がよく集まる。切り花用に栽培され、 生け花にもよく使われる。
 日本では頭花の咲き方から、穂状に長く咲く槍咲き型と、 固まって咲く玉咲き型とに分けることがある。
 種間雑種ができやすく、園芸品種がつくられている。
 耐寒性の宿根草であるが、球根として取り扱われることもある。

[ 引用 : 園芸植物大事典 ( 塚本洋太郎総監修:小学館発行 )、
     花の名前( 植村猶行監修:NHK出版 )]

1枚目画像撮影日:2004.07.10
2枚目画像撮影日:2005.07.10
3枚目画像撮影日:2009.06.27

2015.11.06 First making day [9r/92ri/321100]
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