ギンヨウジュ属は、79種が南アフリカに原産しており、
ケープ地方南部が分布の中心である。
樹高は10mになるものから、30㎝以下の低木までの幅がある。
葉は全縁で不整形のものが多く、無毛または有毛である。
雌雄異株である。花は葉の間に隠れて目立たないが、
その代わりに上部の葉が着色する。
雌花、雄花ともに頭状花序をなし、雌花は苞が木質化し、
球果状となる。
交配は風媒による。いくつかの雑種もつくられている。
南アフリカでは自生株の枝を切って、
切り花としてヨーロッパへ空輸している。
オーストラリア、ハワイなどでは花木として栽培されている。
日本へはオーストラリアから切り花が空輸されてくることがある。