NIO の散歩道 365 植物図鑑風写真集
和名アオノリュウゼツラン(青の竜舌蘭)
園芸(流通)名リュウゼツラン(竜舌蘭)
別名
科リュウゼツラン ➡ キジカクシに変更(APGⅢ)
属(和名属)アガウェ(リュウゼツラン)
学名Agave americana
ラテン語読みアガウェ・アメリカナ
英名American aloe
原産・分布地メキシコ原産
園芸上分類多肉植物

 1枚目(右上)は、数十年に一度咲くと言われている「リュウ ゼツラン」の花が開花した状態です。高さは約9mあるそうで、 見上げるようにしか撮影できず、花の形の詳細が見えていない のが少し残念です。

 2枚目(左)は、花の部分を少し拡大したところで房のように なっている状態で黄色の雄しべらしきものが出ている状態です。

 リュウゼツランは、メキシコ原産の多肉植物である。
 ロゼットの径が3~4mにもおよぶ巨大種である。
 葉は白粉をかぶった青緑色で長線形披針形で長さ2.5mにもなる。 縁刺は長さ1㎝、先端刺は長さ3㎝である。
 好日性の植物で十分日光が当たらないと正常な生育は望めない。 耐寒性が強く、関東以西では露地植えが可能である。
 100年に一度開花するといわれるが、実際には40年前後で開花し、 その株は枯死する。
 花は淡黄色で円錐花序につき、花被裂片の先は反り返らない。
 抽だい初期には一昼夜で20㎝近く伸長する。 日本への渡来は明治以前である。
[ 引用 : 園芸植物大事典 ( 塚本洋太郎総監修:小学館発行 ) ]

 3枚目(左)は、開花したリュウゼツランの全体像で、高さは 約9mあるそうで、ビルの3階上部まで達しています。花は下か ら順に咲いていき、現在は頂上まで咲いた状態で、下半分は もうすでに咲き終わって枯れた状態です。
 なお、リュウゼツランは花を咲かせると、見ておわかりの通り、 その後は枯れてしまいますが、根元に小さな子株を残して子 孫をつないでいくそうです。

 リュウゼツラン属は、北アメリカ、中央アメリカ、南アメリカのコ ロンビア、ベネズエラ、西インド諸島などに300種あまりが 分布する多肉食物である。かつてはヒガンバナ科に入れられてい ました。
 日本への渡来の始まりは江戸時代とされるが、1960年代から 多くの種が導入されて現在は200種をはるかに超えている。
 個体変異や地理的変異が多く、広範囲に分布することもあっ て分類は確立していない。
 葉は茎頂に放射状についてロゼットをつくり、多肉質で多く のものは先端と周縁に刺をもつ。ロゼットの径が4~5mの小形 種から5~6mにおよぶ大形種まであるが、園芸的には小形種 からせいぜい径30~40㎝のものが重要視される。
 花は両性花で密な穂状、総状あるいは円錐花序に多くの花 をつけ、花序軸には苞葉が目立つ。花被は筒状から浅い漏斗 状で先は6裂し、裂片は真っ直ぐかまたは反り返り、雄しべ6個 が花被の外へ突出する。子房は下位で、3室に分かれ子室内 に多数の胚珠を入れる。果実は蒴果である。増殖は種子、株 分け、花序に生ずる不定芽などによる。
 本属の植物は、ふつう成熟に長い年月を要し、開花すると本 体は枯死するといわれている。
 メキシコでは液汁を集めて発酵酒プルケを作ったり、蒸留酒 メスカルやテキーラをつくる。
[ 引用 : 園芸植物大事典 ( 塚本洋太郎総監修:小学館発行 ) ]

【追記】
 リュウゼツラン属は、APGⅢ でリュウゼツラン科からキジカクシ(クサスギカズラ)科(キジカクシ(クサスギカズラ)目)に統合され、 キジカクシ(クサスギカズラ)科リュウゼツラン亜科に変更になった。


1~3枚目画像撮影日(撮影場所):2024.08.06(知多市市役所内)
4・5枚目画像撮影日(撮影場所):2003.11.27(知多市内)

2015.11.08 First making day [9r/92ri/322400]
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