ヒオウギズイセン属は、約60種を含む属で、
マダガスカル島の1種を除き、いずれも南アフリカに分布する。
グラジオラス によく似ているが、
3裂した柱頭の先がされに2裂する点で異なり、また花はほぼ放射相称であり、
花筒部の基部が細く、円柱状で喉部で広がる点でも異なる。
常緑で越冬する種と葉が枯れる落葉性のものとがある。
球根は扁平な球形で、網目状の粗い繊維質の外皮に包まれる。
茎は直立し無分枝または分枝する。葉は剣状で無毛で革質で強直である。
2列生の穂状花序に多数の花がつく。花筒部は短く直立するか長くて曲がる。
6個の花被片はほぼ同長で通常は平開する。雄しべは3個である。
蒴果は球形ないしは円筒形である。
[ 引用 : 園芸植物大事典
( 塚本洋太郎総監修:小学館発行 ) ]
一・四枚目(右上・左最下段)は、花色が藤桃色であり、
Watsonia pyramidata
(W.ピラミダタ)、
また、二・三枚目(左上・左)は、花色が白色であり、
Watsonia ardernei
(W.アーデルネイ)と思われる。