シロカガは、実梅で、青梅・漬け梅兼用品種である。
江戸時代から「加賀白梅」として知られ、栽培されてきた古い品種であるが、
現在でも関東地方に広く栽培されている。
樹勢は強く、大木となり、樹形は開張性である。
花は白色の一重で、花粉はほとんどない。
開花は3月中旬~下旬とやや遅く、不完全花の発生が少なくて、結実性の高い豊産品種である。
収穫時期は、6月中~下旬で、果実は大果で約30gで、品質は優れている。
自家結実性が低いので、受粉樹が必要である。
花弁5枚で、まれに二枚目(左)のように6枚のこともある。
雄しべは多数で、葯は黄色であるが小さい。
花弁は円形である。