ブンゴは、豊後系の実梅で、漬け梅用品種である。
ブンゴは、ウメとアンズの自然交配種といわれ、アンズの形質を強く持つ。
中国から渡来したとものと見られている。
樹勢は強く、直立性で、アンズと同様に耐寒性も強い。
花は一重と八重があり、一重の花は淡紅色で大輪である。
開花時期は、白加賀と同じかやや早い。
収穫時期は6月下旬で、果実は40~70gときわめて大きい。品質はやや不良である。
自家結実性が低いので、受粉樹が必要である。
花弁は6枚で、雄しべは多数で、葯は黄色である。
画像は、八重咲きのブンゴであり、花色は淡紅色で花弁および雄しべは多数である。