ウィリアム・ブースは、上記以外のデータが無く詳細は不明である。
写真に写っているのは、秋にたわわに実ったバラの果実である。
この果実に見えるものは、本来の果実(植物学では子房が発達したものを果実=真果(しんか)という)
ではなく、偽りの果実(偽果(ぎか))である。ちなみに同じバラ科のリンゴやナシもじつは偽果である。
偽果の中にある種に見えるものが本来の果実で、植物学的には挿果(そうか)と呼ぶ。
偽果は果肉が骨のように硬いので、タネのように見えるのである。
バラの偽果は、花柄の先端の花托が肥大したもので、ヒップと呼ばれている。
ヒップにも色々な形や色があり、秋のバラの楽しみの一つである。
八重咲きのバラにはあまり実は付かない。
[ 引用 : バラ大図鑑(NHK出版発行)]