れもんは、やや香りが強く、四季咲きで、八重の中輪である。
花形はカップ咲きで、花色は熟れたレモンを思わせるような純黄色である。
樹形は半直立性~やや横張りに生育する。
一枝に1~3輪の蕾を付け、花付きがよく、秋までよく咲く。
「れもん」は、花色と花形の印象から小説家・梶井基次郎の短編小説「檸檬」
をイメージして名付けられた。
今井ナーセリー(有)が2017年に作出した新しい品種である。
花フェスタ記念公園のニューローズガーデンの2019年のコーナーで紹介されている。
品種系統の「ネオモダン」は、京阪園芸(株)が西洋文化と日本文化がいり混じり
華を咲かせた文化、「大正ロマン」や「昭和モダン」の時代のように、
懐かしさの中に斬新さのあるハイカラな雰囲気から名づけた。
ハイブリッド・ティー(HT)にみる木立性の姿、
カップ~ロゼットの中大輪咲き、そして香り。
この3つが重なる華やかなバラをF&Gローズ「ネオモダン」と呼んでいる。
[ 引用 : 京阪園芸(株)「ネオモダン」シリーズ説明サイト ]