アフリカホウセンカは、ホウセンカとともに最も普通の園芸植物である。 原産地は熱帯アフリカで、本来は多年草であるが、一年草の園芸品種も作られている。 東南アジアの山地ではよく野生化した株を見かけるが、 温帯地方ではふつう温室で栽培される。
　草丈は、30～60㎝で上葉の腋から総状花序を出し、１～３個の花をつける。 花色は緋紅色、青紫色、白色などがある。 花色や紋様の違い、葉の斑入りなど多数の園芸品種が作り出されている。

　アフリカホウセンカの園芸品種は、一般的には、「インパティエンス」とよばれている。 本品種の作出が始まったのは、1955年であり、 その後オランダ、アメリカ、スイス、日本などで優秀な園芸品種が育成され現在にいたっている。 その園芸品種は数えきれないほどたくさんの品種が作り出されている。

[ 引用 ： 園芸植物大事典 (塚本洋太郎総監修：小学館発行)、
　　　　花の名前（植村猶行監修：ＮＨＫ出版）]

　本属の仲間は、よく似た 　ニューギニア・インパティエンス　　と、 あまり似ていない　 ツリフネソウ　、 　キツリフネ　　などを掲載している。

１～３枚目画像撮影日：2004.06.20