NIO の散歩道 365 植物図鑑風写真集
和名ハナカイドウ(花海棠)
園芸(流通)名
別名カイドウ(海棠)、スイシカイドウ(垂糸海棠)
科バ ラ (サクラ亜科)
属(和名属)マルス(リンゴ)
学名Malus halliana
ラテン語読みマルス・ハリアナ
英名Flowering crab apple
原産・分布地原産地不明
園芸上分類落葉低木

 カイドウは、原産地は不明であるが、中国では古くから園芸種として利用されていた。
 日本には江戸時代の正徳年間(1711~16)に渡来した。


 花は鮮やかな淡紅色で、花弁が半開状になる。
 4~6㎝の長い花柄を持つため枝垂れ咲きになることから 「垂糸海棠」の名がある。
 開花時期は4月である。
 花が美しいだけでなく、葉に光沢があり、 樹幹も明るい褐色で観賞価値が高く、鉢植や庭木として人気が高い。

 リンゴ属は、ヨーロッパからアジアにかけて 北半球の温帯に30種が分布する落葉高木である。
 葉は有柄で互生し、葉縁には鋸歯がある。
 花は集散花序で、花色が白または淡紅色で、 花弁は5枚で、雄しべは15~50個と多い。
 葯は黄色である。子房は下位で3~5室からなり、 花柱も同数あるが基部で癒合する。
 この花柱基部が癒合すること、 果肉中に石細胞がないか少ない点でナシ属と区別されている。
 果実はナシ状果で、3~5室あり、各室に2個の種子を含む。
 本属の野生種を母体に食用に供される種類(リンゴ) と観賞用に供される種類がそれぞれ品種改良されてきた。

[ 引用 : 園芸植物大事典 ( 塚本洋太郎総監修:小学館発行 )、
     花の名前(植村猶行監修:NHK出版)]


 花の咲く時期が桜と同じ時期であり、花も桜に似ており、 一見すると桜と勘違いしそうな花であるが、 桜と大きく違うところは、三枚目(左)の画像のように、 花柄が非常に長いことで容易に区別できる。

 カイドウは、リンゴの仲間であり、本属の仲間は、
 ノカイドウ 、  ズ ミ 、  リンゴ 、  ヒメリンゴ
 などを掲載している。

1・2枚目画像撮影日:2007.04.08
  3枚目画像撮影日:2006.04.01
  4枚目画像撮影日:2008.03.16

2015.02.10 First making day [2k/21ka/130400]
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