NIO の散歩道 365 植物図鑑風写真集
和名カスミソウ(霞草)
園芸(流通)名
別名ハナイトナデシコ(花糸撫子)、
別名ムレナデシコ(群撫子)
科ナデシコ
属(和名属)ギプソフィラ(カスミソウ)
学名Gypsophila elegans
ラテン語読みギプソフィラ・エレガンス
英名Baby's-breath
原産・分布地ウクライナ南部 、コーカサス 、イラン北部原産
園芸上分類耐寒性一年草

 カスミソウは、ウクライナ南部、コーカサス、イラン北部原産の耐寒性一年草である。
 草丈は20~50㎝で直立し、よく枝分かれして小さな白い花をたくさんつける。
 花は普通白色であるが、まれに桃色もあり、花径は最大で1.3㎝である。
 1828年にヨーロッパに紹介され、日本には大正の初めごろ紹介された。
 切り花や花壇用に用いられる。暖地では秋播きして翌年5~6月に開花し、 寒冷地では春播きする。
 カスミソウの変種には花色が紅色のベニバナカスミソウ [ var. carminea ] がある。
 また、園芸品種としては、白花大輪で一重咲き多花性のコヴェント・ガーデン・マーケット [ Covent Garden Market ] が有名である。

 カスミソウ属は、約125種が知られ、ヨーロッパ、アジアに広く分布し、 エジプトおよびオーストラリアにも各1種がある。
 一年草、越年草、多年草ときに亜低木となる。 ほふく性で低いものから高さ120㎝くらいの高性のものまである。
 葉は対生し、披針形、線形かへら形である。
 花は小さく白色または淡桃色で、2出集散花序に多数つき、苞はふつう鱗片状である。
 萼は5歯を有するか5中裂する。花弁は5枚で爪は不明確で副冠状の鱗片を欠く。
 雄しべは通常10個で、花柱はふつう2個ある。果実は蒴果で、種子は扁平で腎臓形で黒色である。
 矮性種はロックガーデンや花壇に、高性種は切り花に向く。
[ 引用 : 園芸植物大事典 ( 塚本洋太郎総監修:小学館発行 ) ]

 本属の仲間は、  シュッコンカスミソウ 、  ジプソフィラ・ムラリス 、  ジプソフィラ・ムラリス・ガーデン・ブライド
 などを掲載している。

画像撮影日:2004.05.15

2015.02.12 First making day [2k/21ka/131800]
bt
fb
bb